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<05>活用知識ワンポイント集

活用知識ワンポイント集

残圧の抜き方


      
   

急激な気温の変化等でホースが膨張したり、シリンダに圧力を掛けた状態でカプラを外してしまったりした時に、カプラの接続が困難になる場合があります。

これは夏日など、外気温度の上昇熱でホース内に残ったオイルの圧力が上昇したり、シリンダを最縮長(一番下まで下げた状態)まで戻さないままカプラを外し、シリンダに圧力がたまったままの状態になってしまったときに起こります。

この時、残圧を抜こうとしてカプラ内部のボールを叩いてしまうと、ボールを傷付け、故障させてしまう恐れがあります。

対処方法としては下記の2通りの方法があります。

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1、

メーカー及びサービスセンターに依頼
   

 

トン単位の大きな残圧が考えられる場合(例:10 ton の荷重がかかっている状態でカプラを外してしまうと残圧は 10 ton と考えられる)は、残圧の処理に危険が伴いますので、今野製作所マーケティングセンターあるいはお近くの弊社指定サービスセンターにご連絡下さい。
   

 

 
   

2、

残圧抜き機「ヌクゾー」を使う
   

 

ヌクゾーのカプラ部分を残圧のあるシリンダやホースにつなげ、ヌクゾーのハンドルを右に回してカプラのボールを押し込むことで残圧を抜きます。
ヌクゾーを使う事で、専用の工具を使用することなく、スピーディーに残圧の処理をすることが可能です。
   

 

 
 
   

残圧を抜く際はオイルが吹きこぼれ出てきますので、ウエス等を利用してオイルが飛び散らないようにして下さい。
   

 

 
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