先日、静岡県浜松市の早出町町内会様に、
[ 単動分離タイプ爪つきジャッキ+手動ポンプ ] を2セット購入していただきました。
目的は、『 町内会で所有する屋台(山車)の持ち上げ・下げ作業の作業改善 』 と、『 自主防災 』 のためです。
【 長年の課題 】
屋台は年に数日、5月に行なわれる浜松まつりでの「御殿屋台引き回し」と、秋祭り「八幡宮祭典」が行なわれる時だけ使用。
それ以外は神社の専用倉庫に保管されています。
一億円を超える価値があるという豪華な屋台。
保管時は、木製のタイヤを守るため、屋台は架台にのせて「タイヤは浮いた状態」にしているそうです。
これまでは、屋台を[架台にのせる作業]や[架台から下ろす作業]が大変でした。
重さが5トン以上もある屋台。
しかも偏荷重があります。
そんな屋台を、歯車式ジャッキ数台で上げたり下げたりしていたのです。
「時間がかかるし、ジャッキ操作は屋台の下で行なうのでキケン・・・」
『持ち上げ・下げ作業の作業改善』は長年の課題だったそうです。
【 ポータブルジャッキでの作業改善 】
そこで、昨年ポータブル油圧ジャッキを数台購入。
『持ち上げ作業』は格段に楽になりました。
しかし・・・
『下げ作業』では苦労されたようです。
普段からポータブルジャッキを使い慣れている方々が作業を行なうわけではありません。
下降作業では、リリーズバルブを一気に緩めすぎ、怖い思いをすることもあったそうです。
【 単動分離タイプ爪つきジャッキ での作業改善 】
『振動をなるべく与えないように、ゆっくりと上げ下ろしをしたい』『安全かつ迅速に作業を行ないたい』
そのために購入いただいたのが[ 単動分離タイプ爪つきジャッキ+手動ポンプセット ] でした。
(分離タイプ爪つきジャッキ+ 手動ポンプ+高圧ホース)
このタイプは、外部ポンプで操作するので、重量物から離れて操作ができます。
屋台の下にもぐり込まなくても良いので安全な作業が可能となりました。
また、このタイプは下降作業を、リリーズスクリューではなく操作バルブで行ないます。
リリーズスクリューでの操作と比べ比較的簡単に、「ゆっくりとした下降操作」を行なう事ができるので、普段ジャッキを使い慣れていない方達にも、屋台に振動を与えにくいゆっくりとした下降操作を行なう事を可能となりました。
【 納品立ち会い・商品のご説明 】
今回、納品に立ち会わせていただき、町内会の方々に、「カプラの接続方法」「ポンプの操作方法」「バルブ操作のコツ」「使用上の注意」について説明させてもらいました。
その後、町内会の方達が、実際に屋台を架台から下ろす作業を見学。
結果は大成功でした!
ゆっくりと屋台を下ろすことができ、町内会の方々さんは皆笑顔に。
何度も「ありがとうございました」という言葉をいただくことができました。
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屋台(山車)の上げ下げでご苦労されているお客様がいらっしゃいましたら、
ぜひ [ 単動分離タイプ爪つきジャッキ+手動ポンプセット ] をご検討ください。
防災用の資材としても使用できる非常に便利な道具です。