新年あけましておめでとうございます。
昨年2月に勃発したロシアによるウクライナ侵攻は、今なお収束の兆しが見えません。これによるエネルギー・食料の供給不安と価格高騰、欧米におけるインフレの深刻化など、国際経済の不確実性は一層高まっています。
2023年、不安な材料をあげればきりがないのですが、日本のものづくりにとっては、その重要性が再確認される年になるのではないでしょうか。欧米諸国におけるインフレ、円安基調や物流費の高騰は国内生産と輸出を優位にします。
経済安全保障の観点からの製造の国内回帰や研究開発の強化も進みます。景気回復とともに人手不足という声も聞かれますが、地道な改善による省人化やロボット活用はニッポン製造業のお家芸、もっとも得意なところです。
当社の油圧機器事業、板金事業では、本年も、こうした国内製造業や研究開発のお役に立てるよう、現場のニーズにお応えした製品づくり、研究開発用のオーダーメイドの設計製作サービスに力を入れてまいります。
材料費の高騰や部品供給の不安定化では、お客様にご迷惑をおかけしたところもありましたが、2023年は部品加工能力強化や、材料歩留まり向上のために積極的に設備投資を行い、コスト上昇の抑制と納期対応円滑化を図ります。
困難な時代ですが、お得意先様、仕入れ先様、日ごろからご支援いただいている金融機関や地域のみなさまと、より一層緊密なコミュニケーションをとらせていただきながら、社員一同チーム一丸となって乗り超えてまいります。
2023年もお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2023年1月5日
株式会社今野製作所
代表取締役 今野浩好