対象物の質量とジャッキ能力選定

製品能力の選定について

対象物の質量に対する使用ジャッキの能力選定基準は（対象物の質量×2）です。

例えば20Tonの重量物を4台のジャッキで揚げるには、《能力5Tonのジャッキを4台揃えれば良い　（5Ton×4台＝20Tonの能力）》と考えがちですが、実際に重量物を揚げる時、4台のジャッキを寸分狂わず操作させることはまず不可能です。
最悪の場合、下図のように対角線上のＡとＢの2個所のジャッキだけで20Tonの重量物を揚げてしまっているという状況になりかねません。
ジャッキ1台の能力が5Tonだとしたら、5Tonの能力のジャッキ2台で20Tonの重量物を揚げている事になり、いつジャッキが壊れても不思議はありません。

ですから、4台のジャッキを使用しても、その内の2台だけに負荷が掛かっても大丈夫なジャッキの選定をして下さい。