ショック過重

カテゴリ:活用知識ワンポイント集

ショック荷重」とは

ショック荷重とは荷重を掛けた状態で下降途中に停止させると、その瞬間、実際の荷重よりも大きな力がジャッキに掛かってしまう事をいいます。

下降スピードが速いほど、途中で止めた時のショック荷重は大きくなり、よりジャッキにかかる負荷圧力は大きくなります。

例えば、許容荷重10Tonのジャッキで10Tonの重量物をジャッキダウンする際、下降を途中で止めた時にかかるジャッキの負荷にはショック荷重がプラスされ、能力以上の負荷圧力がジャッキにかかってしまう事になり、シリンダの膨張・爪部変形などの故障や、対象物の落下・横転事故につながる恐れがあります。
※シリンダの膨張は修理不能扱いになってしまいます。

使用時は対象物に対してゆとりを持った能力のジャッキを選定して下さい。

ジャッキの下降操作はショック荷重に十分注意をして、ゆっくりと慎重な操作を心がけて下さい。