パワーウェッジのトラブルシューティング

「故障かな?」っと思ったら

「故障かな?」と思った場合でも、実際には故障ではないことがあります。修理を検討する前に、まず以下の項目をご確認ください。

  1.  カプラがしっかり接続されているか?
  2.  手動ポンプ(KB-07W)のエアーベントが開いているか?
  3.  クサビが根元まで戻った状態でカプラを外しているか?

    以下に各項目について詳しく説明します。

    1. カプラがしっかり接続されているか?

    症状

    • カプラが正しく接続されていないと、シリンダがスムーズに作動しません。

    対処方法

    •  ネジ込みカプラは、手で根元まで完全に締めてください。接続部分に隙間があると正常に作動しません。

    2. 手動ポンプ(KB-07W)のエアーベントが開いているか

    症状

    • エアーベントが閉まったままだとタンク内が真空状態になり、作動油がスムーズに吐出されなくなることがあります。

    対処方法

    • パワーウェッジを使用する際は、必ずエアーベントを開いてください。

    3. クサビが根元まで戻った状態でカプラを外しているか?

    症状

    • クサビが戻っておらず、手動ポンプの切り替えレバーが中立位置になっていない状態でカプラを外すと、シリンダに圧力が残ります。
      この状態では次回使用時にカプラの接続が困難になります。

    対処方法

    • 残圧抜き工具(型式:NZ-S1/CS)を使用して、本体内の残圧を抜いてください。