ぜひ試してほしい。
自分には、ソードが良かったです。

炭谷延幸さん 1977年生まれ。福岡を拠点に、車いすで陸上競技に取り組むアスリート。中学、高校とバレーボール部で活躍したが、高校卒業を前に交通事故により下肢が不自由になる。車いす陸上は友人に誘われて始め、次第にパラリンピック出場を目指すほど打ち込むように。現在は、有名野球選手の担当経験もあるトレーナーの協力も得て、厳しい練習をこなしている。競技と並行して中学から続けているバンドも充実。担当はベース。通勤と陸上の練習のため、専用の改造車を毎日運転する。
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高校卒業前、将来を一変させた事故

高校卒業を前に自損事故を起こし、気づいたら病院のベッドの上。麻痺で、まったく痛みを感じませんでした。関東に決まっていた就職はナシに。もう歩けないと医師に告げられ、もちろん落ち込みました。車いす生活なんてまるで想像がつきませんでしたから。

誰を責めるわけにもいかず悶々としていると、仲のいい、ひとつ下の弟が、「オレが一生面倒をみる」と言ったんです。それを聞いて、これじゃダメだと思いました。リハビリし、3〜4ヶ月後には車いすで自力移動できるようになりました。

友だちに誘われて車いす陸上を始めて以来、そのために働く生活です。僕らのような障がい者アスリートが競技を続けるためには、競技にかかる費用を自分で稼ぐ必要があります。いくつかの会社を経験しました。事務職です。競技だけに没頭できればいいですけれど、使える時間がないなりに集中して取り組むことが、いまの環境では大事だと思っています。実際、10年ぶりにタイムを大幅更新したこともあり、100%の気持ちでやればできると思いました。練習ではつぶれたっていいんです。

着脱式手動運転装置との出会い。自分には、ソードが良かった

障がいを負った理由が理由なだけに、事故後、僕が運転をすることに反対だった両親が、結局専用の車両を購入してくれました。手での運転に慣れるのは少し大変でしたね。いまは、毎日不自由なく車で移動していますよ。競技の遠征で、空港からレンタカーを借りられたらいいなと思っていたところ、仲間のひとりが海外製の着脱式手動運転装置を見せてくれました。そうした製品の存在自体、初めて知りました。ネットで調べ、国内のメーカー二社の製品を検討し、そのうちのひとつがソードだったんです。もう一社のも使ってみたんですけど、使いやすさはソードが格段に上でした。もうひとつのは、手での運転に慣れている僕でも使いづらいなと感じたのに対し、ソードは安定感があり最初からスムーズで、「これなら大丈夫だ」と思えました。お試しで気に入って購入するつもりでいると、製造元の今野製作所からアンバサダーを打診されました。僕に注目してくれるとは思ってもみなかったので、ドッキリかと思うほどびっくりしました(笑)。

飛行機での移動の機会がある人には、しばりがなくなりすごく便利です。専用車に改造するには車体に穴を開けるため、それがイヤだという友だちにもススメたいですね。なんでもそうですが、実際に使ってみないとわからないので、ぜひ試してほしい。自分には、ソードが良かったです。

2019年新型ソードに寄せて

これまでも不自由に感じることなく使用しているのですが、新型は、グリップの触った感じが良く、デザインも変わりスッキリした感じになりました。操作性に関しても、新型は、指を引っ掛けることができるようになっており、とても操作性が向上したように感じます。普段の生活では、固定式を使用しているため、はじめは着脱式のソードに、少し違和感を感じていたのですが、実際には驚くほど簡単に慣れることができます。ブレーキロック出来るのもポイントで安心です。

私がソードと出会ってから、驚いたことや大きく変化したことが2つあります。1つ目は、ソードがほぼ全てのレンタカーに対応してくれることです。実は、ソードを知るまでは、車検や急なカートラブルの際、代車が必要なため車を2台所有していました。その為、車検代や駐車場代など約2倍近くの維持費がかかり、大きな出費になります。しかし、ソードだったら、着脱式で持ち運びが便利なので、急なトラブルでも、レンタカーを借りれば直ぐに対応できます。車も一台だけで済むようになり、経済的に大変助かっています。
2つ目は、県外に遠征に行く際、レンタカーで好きな時間に会場入りすることが出来るようになったことです。車いす陸上をしていることもあり、大会では全国いろいろな所に行きます。しかし、日常生活では自家用車で移動することが多いので、公共交通機関に慣れていません。全長180cmある競技用車いすを一人で押して、公共交通機関を利用するには、どうしても難しい場面にぶつかることが多いのです。大会前日までに競技用車いすを郵送して、移動を楽にすることも出来ますが、ここでも、かなりの費用がかかってしまいます。大会開催場所によっては、バスに乗ることもあるのですが、田舎の地方バスでは、車いす対応でない場合があり、見ず知らずの方に抱えていただくことがあります。それはさすがに申し訳ない気持ちになります。実は、そのような経験もある為、競技のエントリーを諦める大会もありました。そんな時に出会ったのがソードでした。

ソードがあれば、現地でレンタカーを借りることができるため、遠征での交通手段を気にすることがなくなり、移動に対するストレスを感じません。好きな時間に会場入りすることが出来るため、コンディション調整にも大変役に立っています。その他にも、大会後の楽しみも増えました。レンタカーで、いろんな観光地をめぐったり、グルメツアーに出かけたりして大会期間中を思いっきり満喫することができます。大会でしか行かないような場所も多く、人生の貴重な経験をすることも出来ました。今後も、ソードを利用し、積極的に大会にエントリーしようと思っています。そして、少しでも上を目指して速くなりたいと強く思います。そのためには、まじめに練習に取り組み、一つ一つの大会で課題や目標を達成することが大切になります。その先に何か大きなものがあると思います。そんな気持ちを後押ししてくれているのがソードかもしれませんね。

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