ホーム >  技術資料  >  油圧ジャッキの構造  > 作動のしくみ

<02>油圧ジャッキの構造

油圧ジャッキの構造

作動のしくみ


      
1、 l 本体のタンクには、オイル(作動油)が入っています。 
 
2、    リリーズスクリューを締め、リリーズバルブを閉じた状態にします。 
 
3、  

ポンプ部のレバーを持ち上げると、プランジャーポンプが引き上げられ、タンクのオイルが吸い込み口にあるチェック弁を開いてポンプ内に吸い込まれます。

 
 4、  

ポンプの内部に定量のオイルを吸い込んだら、次にポンプのプランジャーピストンを押し下げオイルを吐き出します。ポンプ内のオイルは吐き出し口のチェック弁を開いて、シリンダ内へと揮し込まれます。
この時、吸い込み口のチェック弁は圧力で押し付けられて閉じているので、オイルはタンクに戻ることはありません。

 
5、   4 の動作を繰り返すことによって、ラムは上昇し重量物を押し上げることになります。
 
6、   ラムが最伸長まで上昇すると、上昇制限回路が働いてシリンダ内のオイルはタンク側へ逃げ、ラムはこれ以上上昇しません。
 
7、    リリーズスクリューを緩める(反時計回りに回す)と、荷重によりシリンダ内のオイルは、タンクに戻され、ラムは下降します。最縮長まで下降したら、リリーズスクリューを時計回りに回してバルブを閉じます。
 
このページのトップへ